札幌で桜ソメイヨシノをお花見できる名所スポット

季節の行事


北海道でゴールデンウィークの時期に楽しめる『お花見』。
札幌では主にエゾヤマザクラやチシマザクラ、ヤエザクラが多く花と同時に葉も開くので桜満開のピンクを想像して行くと

なんか違う…

と思われる方も多いんです。
特に内地(北海道では本州のことをナイチと言います)から来た方が多いですね。
北海道ならでは葉も一緒の山桜や里桜を楽しんでもらいたいですが、ピンク一色の桜が見たい!と思う時もありますよね。
そこで札幌でも葉より花が先に咲くソメイヨシノが見られるお花見スポットをご紹介します。

札幌で花見と言えば円山公園・北海道神宮

まずは札幌のお花見定番スポット、円山公園と北海道神宮です。

円山公園


円山公園には桜が約160本植えられており、ほとんどがエゾヤマザクラではありますがソメイヨシノもあるんですね。

お花見期間は一部指定区域での火気使用が認められるのでジンギスカンを楽しむ人で大盛況です。

お花見期間がちょうどゴールデンウィークと日程が重なるからなのですが、早くから場所取りしないと数少ないソメイヨシノの下でお花見できる確率は限りなく低いですが運良くソメイヨシノの下を場所取りできれば最高のお花見ができますね。

特別火気使用可能エリアは土壌を見ながら毎年少しずつ移動しますので、ソメイヨシノの下でジンギスカンをしたいのであればその年の特別火気使用可能エリアが発表された後、エリア内にソメイヨシノがあるかどうか下見した方が良いかもしれません。

北海道神宮


円山公園隣接の北海道神宮の境内には約1400本の桜と約250本の梅が植えられてます。

ソメイヨシノはその中に約300本。

道内では珍しいシダレザクラも見ることができる札幌でも随一のお花見スポットです。

札幌のお花見では桜と梅が同時に見られる点もおすすめポイントですよ。

北海道神宮境内は火気使用禁止ですのでお間違えなく。

敷物を引いてのお花見はできませんが、境内をゆっくりお花見しながらお散歩できます。

こちらでは参道に露店が60店舗ほど出ますし、銘菓六花亭の茶屋が参拝者休憩所として北海道神宮西駐車場からの入り口近くにあり、神宮茶屋店限定のお菓子『判官さま』もその場で焼き立てを頂くこともできるので手ぶらで行っても充分楽しめますよ。

夜20:00までお花見できますが、夜桜が楽しめるようなライトアップはありません。

境内の通路にオレンジ色の照明があるけれど桜の色が見えなくなるので日没前までのお花見がおススメです。

モエレ沼公園

札幌市東区にある東京ドーム40個分の敷地を誇り彫刻家イサム・ノグチが設計した芸術公園です。

2005年にオープンした新しめの公園なので桜の樹齢も比較的若めなのですが、サクラの森というエリアには約2600本の桜が植樹されている中に7つの遊具ゾーンがあり、すべての遊具がイサム・ノグチデザインの物です。

数はエゾヤマザクラが多数を占めますがソメイヨシノのゾーンもありますよ。

おとなもこどもも楽しめる公園なので家族連れにはピッタリです。

園内にレンタサイクルやテイクアウトショップもあるので手ぶらで来ても気軽にお花見を楽しめます。

夜桜のライトアップはありませんが噴水では夜のタイムテーブルのみライトアップされたプログラムが見られるのでお花見の後に見てみてはいかがでしょうか?

中島公園


北海道神宮やモエレ沼公園に比べるとサクラの本数は少なくなりますがそれでも約400本のサクラが札幌の中心部から近くアクセスも良い中島公園で見られます。

ソメイヨシノは約100本。

地下鉄中島公園駅出入口側から公園に入るメイン通路を真っ直ぐに進むボート乗り場〜北海道立文学館の間にソメイヨシノ並木があり満開の時の景色は圧巻です。

重要文化財の豊平館や菖蒲池のボートから見るサクラもおすすめですよ。

また、中島公園隣接の護国神社やパークホテル側でもサクラがあるのでグルっと一周お散歩巡りを楽しむのも良さそうです。

農試公園


札幌市西区にある桜に名所で満開の時には多くの人が訪れます。

公園内に約270本の桜が植樹されており、うち約150本がソメイヨシノです。

お花見の時期ではなくても自転車の交通ルールを学べるコーナーだったり各種イベントが行われる事が多く、夏は水遊びもできる大人気の公園なんですよ。

公園内は火気使用不可で、園内には自動販売機のみで売店がありません。

札幌近郊まで足を伸ばせるなら戸田記念墓地公園

札幌市内ではないですが、札幌中心部から1時間すこしの石狩市厚田まで足を伸ばせるなら是非おすすめしたいのが戸田記念墓地公園です。

園内には約7万8千本もの樹々が植樹されていてそのうち約8000本がソメイヨシノなんです。

その他エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)、ベニヤマザクラ(紅山桜)、ヤエザクラ(八重桜)、チシマサクラ(千島桜)、ウスズミザクラ(淡墨桜)、ギョイコウ(御衣黄)、カンザン(関山)といったサクラも楽しめますし何と言っても8000本のソメイヨシノが満開なのはなかなか見れない景色ですよ。

墓地公園と聞くとイメージが悪いかもしれませんが、とても整備されていますし洋風墓地のような感じで墓石がキレイに並んでいて清々しい光景です。

また、こちらは宗教団体創価学会の管理施設なのですが学会員以外の方でも入場する事ができますし学会員の人に勧誘されるような事もありませんので心配は無用です。

ナシコは祖父母のお墓があるので実際こどもの頃から行っていますが我が家も実家も創価学会員ではありません。

遊具のある広場や芝生の広場もあって、敷物を敷いてピクニックもできるのでちょっと遠くまでドライブがてら行ってみてはいかがですか?

まとめ

いかがでしたか?

ソメイヨシノの本数がある程度まとまって見られるお花見スポットをご紹介しました。

ソメイヨシノはソメイヨシノ同士の自然交配による純粋な子孫はありえない種で、接ぎ木で原木のクローンを作り植樹して増えた園芸品種なので遺伝子レベルで個体差が無い事から周囲一帯のソメイヨシノが一斉に開花し同時に満開になるんだそうです。

北海道に多いエゾヤマザクラなど野生種にはない楽しみ方になるので開花情報に合わせて満開のソメイヨシノを見たいものですね。

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