どうもこんにちは、ナシコです。
またまたこどもたちがやってくれました。
今回は『TVリモコンの蓋の爪折れ』です。
爪を壊してしまったので固定される部分がなくなり蓋として機能しなくなってしまいました。
しかも破損した爪部分は小さくて見当たらず。
紛失しているので接着して補修はできません。
そこで前にもご紹介した【プラリペア】を使って造形補修剤の名の通り造形補修してみました。
プラリペアでリモコンの爪折れを再生するには
プラスチック製品の接着だけであれば前回も使用したプラリペアセットだけでできますが、折れて紛失した爪の部分を再生するにはもう片方の生き残った爪をコピーするための型取り材が必要になってきます。
プラリペアについてはこちらでも書いていますのでご参照ください。
型取り材はプラリペアを製造販売している武藤商事さんから『型取くん』という商品で販売されています。
プラリペアと型取くんが最初からセットになっているタイプも販売されてますね。
型取くんは温めると柔らかくなって冷めると固くなる性質のポリエチレン樹脂の粘土みたいな物。
100円ショップで手に入る『おゆまる』というプラスチック粘土もポリエチレン樹脂なので代用できるという情報があり、型取くんを買いに行くより近くて安いので代用品を使ってみる事にしました。
セリアの近くを通ったので寄って購入したのがコレ。
店内のどこらへんに置いてあるか探せなくて店員さんに「おゆまるってありますか?」と場所を聞いたらレジンコーナーにありました。
イロプラというプラスチック粘土。
おゆまるではなかったけど同等品です。
これで生き残っている爪の型を取ってプラリペアで作っていきます。
左右対称の爪をどうやって複製するのか
プラリペアの公式サイトで紹介されている爪の再生方法って同じ爪を型取って複製する方法なんですよね。
今回壊れたリモコンの蓋の爪って左右対称なので、爪自体は左右同じで向きさえ変えればいいけど型取ってコピーした部品をそのまま使う事ができない。
左右対称=部品は反転しているんですよね。
なのでとにかく爪の部分を複製してからリューターで必要ない余分な部分を削ってから爪の向きを合わせてプラリペアで固定する方法を取りました。
もしかすると左右反転に部品を複製する方法があるのかもしれませんが、ナシコの頭では思い浮かばなかった…。
プラリペアで紛失した爪部品を再生、いざ実践
今回修理するリモコンの爪折れ部分。
小さくて見にくいですが、右が爪がある方で左が破損して爪の部分が欠けてなくなってる方。
まずは型取りからです。
イロプラをお湯に浸けて柔らかくします。
いらなくなったマグのコップ部分を使ってイロプラを温めました。
柔らかくなったイロプラがコップに貼り付いてしまったので普段使いの食器は使わない方がよさそうです。
3分ほど浸けて柔らかくなったところで適量を爪部分に詰め込み型取りします。
爪をコピーするのに必要なのは左のみですが、土台部分をどうにか反転できないかと右も型取りしてます。
右側の型は結局使いませんでしたが、温めれば何度でも使えるプラスチック粘土なので一応チャレンジしてみました。
型取りしたイロプラ。
左側の型にプラリペアを流し込んで爪を複製します。
複製した爪部分を型から外し、余計な部分をリューターで削って破損した右の部分に出来るだけ合うように調節してからプラリペアで型から作成した爪部品とリモコン本体を溶着しました。
表から見るとそこそこ綺麗に付きましたが
裏から見るとあまり綺麗とは言えません。
細かな部分だったので後からヤスリで造形し過ぎた部分を削って見た目を良くする方法はできなかったので、プラリペアの取り扱いの下手さが誤魔化せませんでした。
蓋を付けて見ました。
無事付きましたね。
裏をよく見るとアラが見えますが、まぁ実用には問題ナシなので良しとします。
まとめ
いかがでしたか?
プラスチック粘土を使うと紛失してしまった爪の部品も再生する補修ができるようになりました。
プラスチック粘土は100円ショップでも取り扱いがあるので費用面でも負担が少なく済んで助かりますね。
見た目完璧に補修するのはナシコの手先ではなかなか難しそうですが、実用性重視であればなんとか補修できます。
プラスチック製品の破損や割れなどでお困りの方はぜひプラリペアを試してみるといいですよ。
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