子供のいる家庭で大地震を経験して備えておいて良かった事や物リスト

コストコ


北海道で大きな地震がおきてしまいました。

今まで東日本大震災の時の震度3が一番大きな地震でしたが、今回の北海道地震では震­度6弱の地域にいて早朝寝ていたところに地震がおこりました。
幸い我が家は特筆するような被害はありませんでしたが、周りではあちらこちらで棚が倒れ、食器やガラスが割れたという話が聞かれました。

そこで、地震がおこる前にできる備えや準備についてしておいて良かった事や物、しておけば良かった事やあったら良かった物についてまとめました。

通常時にしておいて良かった地震対策

1. 寝室に倒れるような背の高い家具を置かない

私が経験した北海道地震は未明の3時8分に発生しており、大半の人が寝ている時間で­した。
これは阪神淡路大震災と類似の点です。

阪神淡路大震災でお亡くなりになった方と負傷者の統計を見ると、家具などの転倒、家­屋の倒壊、落下物が原因と見られるものがかなりの割合をしめています。

家屋の倒壊はお住まいの住環境によるところが大きいので一概にどのような対策がで­きるのかという話にはなりません。

ですが倒れるような背の高い家具を寝室に置かないようにするというのはどなたでも実行可能です。

金具で固定すれば背の高い家具でも良い?と思うかもしれませんが、寝ている状況で万が一にも物が落ちてきたり家具が倒れてきたりしないというのは急に激しい揺れに襲­われてもあわてなくても安全が確保される分パニックにならずに揺れがおさまるのを待­つことができます。

最低でも、ベッドの周りに倒れる可能性がある家具は置かないのが良いでしょう。

2. 出入口を塞ぐ可能性のある物を置かない

部屋の戸の開く場所にも物が倒れて出入口を塞がないように気をつけましょう。
大型の家具はもちろんですが、薄くても額縁やパネルのようなもので倒れた先に戸が開くすきまが無くなり開き戸が開かなくなる事があります。

地震で壁に掛けてあった物や棚に置いてあった物が落ちてくるかもしれませんので、戸の開く側には落下物が無いようにしましょう。

家の間取りによりますが、実際に立て掛けてあったダンボールでトイレに閉じ込めら­れた階下の住人に気がつき助けを呼んだ事があります。
災害の時には救助がすぐ来られない場合もあるでしょうから落下物で怪我をしない事の他にも閉じ込められないように注意しておくのも大事です。

3. 停電時に自動点灯してくれる非常灯

ジブリアニメ「崖の上のポニョ」の停電のシーンで玄関にあったコンセントから抜くと ライトが点灯する懐中電灯みたいなやつ。
映画を見ていてこんなの欲しい!って思ってました。

近所のホームセンターで夜間はセンサー式のナイトライトとして使え、停電の時には自­動でLEDライトが点灯するのを見つけて2つ購入。
うちでは主に食洗機や炊飯器や電子レンジをうっかり同時使用してしまってブレーカ­ーが落ちた時に活躍していましたが、今回の地震後の停電の時にも大活躍でした。

まず、パッと点灯する事で停電になったなとすぐ認識できた事。

子どもが停電でも真っ暗にならないのでパニックにならなかった事。
停電してても足もとに危険がないか簡単に判断できたし、普段から暗い場所を恐がる子どもを寝室に残して他の部屋の様子を見るため、側を離れる時でも真っ暗にはならないので必要以上に恐がらせなくて済みました。

うちで使ってるのはコレ。

ただ私が買ったライトは2口コンセントの下に設置しても上のコンセントが微妙にふ­さがってしまい使えなくなるのが難点。
充電タイプなので今のバッテリーがへたった時に保守部品として替えのバッテリーがあるかどうかは怪しいです。
なのでこれから購入するならこういうタイプが良いかも。

これなら2口コンセントの下に設置で上のコンセントに干渉しない設計で安心です。
あと、停電時に点灯するライトは単3電池1本で稼働するので定期的に電池チェックしておけば長く使えそうです。
レビューも良いですよ。

家にあって役立った物

1. コストコで買った3脚付きセンサーライト

電池式LEDセンサーライトがとても重宝しました。

ブラックアウトで停電になり、うちはトイレに窓が無い家なので昼夜問わずライトが必­須な状態になったんですが、電池式LEDセンサーライトを置いておくだけで戸を開くと自動でライトが点くので普段と変わらずに上の子が1人でトイレに行けたし、スイッチの消­し忘れでの電池の消耗が防げるのでいつ停電が復旧するか見通しが立たない中でも電­池の無駄使いに気をもまなくて良く、余計なストレスを感じずにすみました。

普段はクローゼットの照明としてポールに引っかけられるように三脚の足をまげて使ってましたが、立てたりマグネット仕様にもできて夕食で暗くなってきた時に天井近くに吊り下げたりテーブルの上に立てたりと使い勝手が良くて超オススメです。
コストコ製品で地震の前まではよく見かけたのが震災後に行った時にはこういったライ­ト関係はぜんせん無かったので、再入荷した時は買いですね。

2. 行水できるくらい大きめのバケツ

停電発生後2日目、復旧の目処が立たない中でガスと水道は使えていたのでお風呂に入りたいと思いました。
電気が使えないので灯油ボイラーは使えずお湯は出ません。
断水になった場合に備えて地震発生後バスタブに水をためていたのでガスコンロでお温を沸かしてバケツにお温と水をため適温にして、泡は手桶で流すことにしました。

うちにあったのはタブトラッグスという持ち手付きの柔軟性のあるバケツです。

Lサイズは幼児くらいの子どもだったら余裕でお湯に漬かれる大きさで、2歳くらいまでならSサイズでも入れちゃいます。
うちではたまに大人はシャワーで済ませてしまいたいなっていう時にタブトラッグスにお湯を溜めてこどもをシャワーで洗った後に大人が終わるまでの間バケツのお風呂で遊びながら待っててもらうという使い方をしていました。
備えとして家に置いてあったわけではありませんが、非常時でも水を汲んでおいたりお風呂がわりに使ったりと大活躍でした。

幸い気温が低い時期じゃなかったのでかみの毛は自然乾燥でも風邪を引くことはなさそうだからできた事かもしれませんが、とてもさっぱりできて良かったです。

普段はおもちゃ箱や洗濯物入れとして使っています。

3. ワンセグフルセグ機能付きの携帯端末(予備)

今回うちにラジオが無かったので、情報はテレビに頼っていました。
IPhoneにはTVを見る機能がないのでガラケーと昔使っていたAndloidスマホでワンセグ放送を受信して見ていましたが、どうしてもバッテリーの減りが早くなります。
ガラケーはスマホの通話やネット回線が不安定な中でも安定して通話ができていたの­で大事な情報源としてバッテリーを温存しておきたかったので、以前使っていたワン­セグ付Andloidスマートフォンの出番。

幸い充電した上で電源を落として保管していたので充分テレビを見るのに使えました。
ガラケーよりスマホの方が画面が大きく見やすいという利点もあり、処分せず取っておいて良かった。

ラジオがあればワンセグやフルセグテレビは観られなくてもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、子どもは普段と同じTV番組が観られるだけでも安心の材料になるみたい。

録画機能があるワンセグ・フルセグTV付スマホもあるのでお気に入りの番組を録画しておくのも良いかもしれません。

用意していなくて困った物

1.携帯ラジオ・防災ラジオ

まずうちに無くて困った物はラジオですね。
普段ならスマホアプリのラジコやパソコンで聴けばいいかな〜って思って携帯できるできないにかかわらずラジオを持っていませんでした。
停電で情報収集するのにワンセグTVだと充電がすぐ減ってしまうし、画面と見ていないとわかりにくかったり電波の受信が室内で移動しながらだと悪くなってしまった­りと、何かしながら情報も聞くというのにあまり向いていないなと感じました。

これから用意するとしたら手回し充電ができたりライトが点いたり携帯電話やスマホの充電などなど災害時やアウトドアで便利な防災ラジオにするか、携帯性に優れた電­池式の小型ラジオのどちらかがおすすめです。

ただし、防災ライトの手回し充電は効率の良し悪しがはっきりしているので国産メー­カーのもの以外はあまりおすすめできません。

Sonyの防災ラジオだと1分間の手回し充電で60分ラジオが聴けるのが、海外製品だと1分回して4分くらいしか使えない物もあったりと性能がバラバラです。

そして今年は地震に台風にと停電になる場所が多かった為か、国産メーカーの防災ラ­ジオは品薄で手に入りにくくなっているようで、すぐ買えない状況です。

金額もそこそこするので、電池式の携帯小型ラジオと電池のストックを余分に用意しておいて、ライトや携帯電話・スマホの充電機能については別で準備する方が良いのかもしれません。

2. 乾電池

うちでは普段から充電池のエネループを使っていたので乾電池のストックがかなり少­なかったんです。
平常時はそれで問題なかったけど、停電になるとかなり不安でした。
USBケーブルでエネループを充電できる充電器も持ってはいますが、1度に2本しか充­電できない上にエネループの充電ってけっこう時間がかかるので車で満充電にするのも難しい。

なので乾電池のストックは用意しておくべきです。
使用する機器によりますが、単3 単 4を多めにして単3から単1や単2へ変換アダプター と単4を単3へ変換アダプターも用意しておくとさらに安心できます。
災害や停電が起こると電池を買い求める人が増えて一時的に品薄になるので平常時に買い揃えておくのがベストですね。

3. 衛生用品のストック

停電中に1番大変だったのは買い物でした。
開いているお店は長蛇の列だし、みんなが欲しい物は売切れ続出です。
普段は無くなりそうになってから買いに行っても十分でしたが、非常時の備えとしてはそれでは0点だったと今は反省しています。

うちではトイレットペーパーと子どもの紙おむつが切れる寸前で子ども連れで列に並­んで買わないといけない状怳でした。

最低限.買い置きが必要だなと思ったのは
• トイレットペーパー
• 生理用品
• 紙おむつ(普段は布おむつの場合でも)
• ウェットティッシュ(おしりふき等で代用可)

食料や飲料は普段からスッカラカンになる事はないので ここでは省きましたが食料や水等の買い置きしないって人は考え直したほうが良いです。

あったら良かったと思った物

1. 星座早見表

今回の北海道地震では大規模停電になって天気も良かったので星空が本当に綺麗に見えたんですよね。
星座早見表があったら真っ暗な中でもいろんな星座を見つけたり普段は見えない星がどれとか、不安な中でも子どもと楽しめただろうなと思っています。

2. 発電機

2日間、停電の中ですごしてどうにもならなかったのが冷蔵庫・冷凍庫でした。
冷凍庫はいっさい開けないようにしましたが解け始めてしまいましたし、冷蔵庫の中は消費していくようにしましたが追いつかない部分もあって。

これは昼間だけでも発電機で冷蔵庫が使えれば違っただろうな〜と思っています。

今後は真雪に停電になるような事があった時にもストーブが使えるように、備えとして発電機を購入するか検討します。

まとめ

いかがでしたか?
少しは災害に備えているつもりでしたが、実際に長時間の停電というだけでこんなに足りてない部分が見えてきました。

今回はうちではガスと水道は使えていましたが、ガスと水道も含めたライフラインが途絶えるともっと備えが必要だと感じています。
また、冬用にも備えておかないと怖いですよね。

お金をかけなくてもできる対応策はたくさんあるのでこの記事が少しでも備えの役に­立てば幸いです。

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